「走った距離は裏切らない」を実感しました

走る事へのこだわり

野口みずきさんの名言である、「走った距離は裏切らない」という言葉ですが、全くの素人ではありますが、まさにその通りだと実感しました。
会社に入った頃、遊び半分で会社の仲間数人で青梅マラソンに出た時のことを今でも鮮明に覚えています。
ちょうど瀬古俊彦さんが特別参加した大会でした。何キロ地点ですれ違うのかなと考え、15キロ折り返しなので10キロ地点ですれ違った場合は向こうは20キロ走ってこっちは10キロだから、少なくとも10キロ地点よりは先だろうと思っていました。
そしたら9キロ過ぎでパトカーが来て左側に寄るよう指示。まさかと思ったら白バイに先導されて瀬古さんがさっそうと走って来たのには驚きました。後続のランナーが全く見えないぶっちぎりでした。
結局、私は折り返し後すぐに歩き始めてしまい、寒くなって途中棄権となりバスに拾われる始末。その苦い経験があり、少し走ってみようかと思い始め、青梅マラソンやハーフマラソン等、年何回か参加してましたが、それほど練習もせずに大会に出ていました。
タイムはいつもハーフだと決まって1時間36分~37分といったところだったので、走るというのはある種、その人の生まれ持った才能で、同じ動作を繰り返すだけなので、素人の人間がたくさん走ったからと言って早くなるということはほとんどないだろうと思っていました。

本格的に走り始めたのは50歳を過ぎて、第1回東京マラソン開催があり、申し込んだら当選したのがきっかけでした。
それ以降、少し多めに練習し、距離も長い距離を走るようにしたところ、だんだん楽に走れるようになり、フルやハーフマラソンに参加すると徐々にタイムが良くなりました。タイムが良くなると更に練習の距離も増やして行き、最終的にはハーフは1時間30分、フルはつくばマラソンで3時間14分台まで記録を伸ばすことができました。その時の年齢は57歳で月に200k以上は走っていましたが、若い時より早く走れるなんて思ってもいなかったので自分自身驚きでした。まさにマラソンは年齢ではなく練習量だなと思い、「走った距離は裏切らない」は本当なんだと実感しました。

さすがに65歳を過ぎると階段を上るのも息が切れる状態で、ジムのマシンで1回に数キロをゆっくりと走る程度です。今は月に60k走るのを目標にしていますが、それもなかなか難しく、ピークだった57歳から10年程度しか経っていないのにかなり体力が衰えるものだなと痛感しています。

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